男の子を中心に人気のプラレールですが、プラレールって知育効果があるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
しかし、コースや車両などを揃えると8千円から1万円以上はかかるので、知育効果がないとムダな買い物に感じてしまいますよね。
でも、大丈夫です!プラレールは単なる電車のおもちゃではなく、遊び方次第で子どもの考える力や想像力を育てる最高のツールになるんです。
2023年にGakkenが発表したニュースリリースでは、プラレールに知育効果があると発表されていますよ。
ただし、知育効果を最大限に伸ばす遊び方にはちょっとした工夫が必要です。
この記事で紹介する遊びは、すぐに実践できるアイデアばかりなので、ぜひお子さんと一緒に試してみてください!
【結論】プラレールで遊ぶと頭がよくなる!
プラレールは線路をつなげたり、列車をうまく走らせるために工夫したりする必要があります。
そのため考える力や工夫する力が育つので、知育にとてもおすすめのおもちゃなんです。
プラレールで遊ぶと、このような知育効果を期待できますよ。
プラレールで向上するスキル | 説明 |
---|---|
想像力 | 目に見えないことやまだ起きていないことを、頭の中で思い描く力のことをいいます。 例えば相手の気持ちを考えることも、想像力が必要といえますよ。 |
創造力 | 自分の頭で考えて新しいアイデアやものを作り出す力のことをいいます。 例えば絵画などの芸術作品を生み出すことや、課題に対して新しい解決法を考えることも創造力が必要といえます。 |
空間認識力 | 空間にある物の位置や大きさ、形、位置関係などを正確に素早く把握する力のことをいいます。 例えば数学の図形やグラフを理解することや、投げたボールがどこに行くか理解する場合などに必要なスキルです。 |
数の概念の理解 | 数の考え方には「順序数」と「集合数」があります。 「順序数」は例えば「前から何番目」が分かること、「集合数」は例えばある物が「全部で何個」と分かることをいいます。 数の概念が必要なシーンとして、例えばおもちゃの数を数えるときや、「3個あったお菓子を1つ食べたら残りは何個?」というように、ものが増える・減るを考える時も必要ですよ。 |
コミュニケーション能力 | 自分の気持ちや考えをうまく伝えたり、相手の話をきちんと聞いて理解する力をいいます。 例えば学校のお友達と遊ぶときのルールを決めるとき、自分の意見を伝えたり、相手の意見を聞いたりするときに必要なスキルといえますよ。 |
時間の感覚 | 時間の感覚とは、「今」「あとで」「何分くらい」など、時間の流れや長さを感じたり、考えたりする力のことです。 例えば「学校は8時に始まるから、その前に家を出る必要がある」と予定を意識することも、時間の感覚が必要になりますよ。 |
たくさんの知育おもちゃを買わなくても、プラレールだけでも知育効果が十分に高められるのです。
頭のいい子の特徴とは
プラレールで頭がよくなると言われても、そもそも頭がいいっていうのがどういうことかイメージ湧かないですよね。
もちろん色々な解釈がありますが、一般的にはこのような子どもが頭がいいと言われますよ。
- 知的好奇心が強い
- 観察力が高い
- 主体的に考えて行動できる
- 想像力豊か
それぞれ分かりやすく解説しますね。
知的好奇心が強い
知的好奇心とは、物事に対して興味や関心を持ち、より深く知りたいと思うことをいいます。
知的好奇心が強い子は、日常の出来事でも「なぜ?」「どうして?」と疑問に持つことが多いです。そのため、自分で調べたり人に聞いたりすることで、知識が増えるうえに考える力が育つので頭がいいと言われますよ。
例えば、このような子が知的好奇心が強いといえます。
- プラレールの車両を見て「この電車はどこを走っているの?」と気になって、実際の駅名や路線図を調べようとする。
- 知らない花や虫を、図鑑や辞典を使って調べ、新しい知識を得ることを楽しもうとする。
知的好奇心を伸ばすためには、例えば「プラレールの遊び」の中で言えば、親が先に手助けせず、自由に考え試せる環境を整えることが大切ですよ。
観察力が高い
観察力が高いと、問題点や不明点にいち早く気が付くことができ、問題点について深く考えることができます。
そのため問題解決のスピードが早く、深く考えることができるためより正しい回答を導き出せるため、頭がいいと言われますよ。
例えば、このような子が観察力が高いといえます。
- プラレールで遊ぶとき、レールのわずかなズレや勾配の違いに気づき、電車がスムーズに走るよう細かく調整する。
- 友達や家族のちょっとした表情や口調の違いを感じ取り、「どうしたの?」と気遣うことができる。
プラレール遊びで観察力を高めるには、電車がレールから外れた時などに、親子で「なぜうまく走れなかったのか?」と一緒に確認しながら遊ぶのがおすすめです。
主体的に考えて行動できる
主体的に考えて行動できる子は、自分で考えて課題に取り組む力が強い特徴があります。
自分で考えて解決しようと行動できるため、新しいことを学ぶのが早いから頭がいいといわれますよ。
例えば、このような子が主体的に考えて行動できることいえます。
- プラレールで遊ぶとき、 自分でコースの設計図を考え、試行錯誤しながら理想のレイアウトを作り上げる。
- 家の手伝いを進んで引き受け、自分なりの工夫をしながら取り組める。
主体性を育むためには、子どもが自分で考えて工夫する時間を大切にし、必要に応じてサポートすることが重要ですよ。
想像力豊か
想像力が豊かだと、先のことを予測することができ、また相手のリアクションや求めていることを想像できます。
その結果、「課題があったとき優先すべきことが分かる」「相手の気持ちを考えることができる」「先回りして行動できる」といったスキルに長けているため、頭がいいいといわれますよ。
例えば、このような子が想像力が豊かだといえます。
- プラレールで遊んでいるとき、スムーズに電車が走れるようなコースを想像しながら作ることができる。
- 友達の元気がないときに「何か辛いことがあったのかも」と想像することができる。
想像力を養うためには、ごっこ遊びなど、役になりきって想像力を働かせるような遊びを取り入れるのがおすすめですよ。
プラレールのメリットや魅力とは
頭がいい子の特徴を踏まえて、プラレールにどのようなメリットがあるか気になりますよね。
主なメリットや魅力としてはこのようなものがありますよ。
- 親子のコミュニケーションが深まり、主体性が育つ
- 鉄道や地理への興味が育まれ、知的好奇心が高まる
- リアルな電車の再現性が、観察力を鍛える
- 拡張性の高さが、想像力を育む
それぞれ解説していきます!
親子のコミュニケーションが深まり、主体性が育つ
親子で話し合いながらレールの配置や遊び方を決めるため、子どもは自然と「自分の意見を伝え、相手の意見を聞き、より良い方法を考える」経験を積むことができます。
こうしたやり取りを重ねることで、自分で考え、行動する力が育まれますよ。
このように、プラレールは親子の会話を増やし、子どもの主体性を育てる遊びとしても効果的です。
鉄道や地理への興味が育まれ、知的好奇心が高まる
プラレールの車両は、実際の電車をモデルに作られたものが多いので、子どもは自然と鉄道や地理に関心を持ちます。
「この電車はどこの地方を走っているのかな?」と興味が湧いて、自分で調べたり、学んだりする意欲を高めます。
このように、プラレールは鉄道や地理に対する興味を育て、知的好奇心を刺激するのにぴったりなおもちゃといえますね。
リアルな電車の再現性が、観察力を鍛える
プラレールは、実際の電車と同じようなデザインや動きを再現しており、細かい違いに気づくことで、子どもは観察力を養うことができます。
プラレールのリアルな再現性は、子どもが細かい部分に注意を向けることができるので、観察力を鍛えるのに最適な遊びですよ。
拡張性の高さが、想像力を育む
自由にレールを組み替えたり、他の遊びと組み合わせたりできるプラレールは、子どもが自分なりの世界を創造するきっかけになります。
「どんな街にしよう?」「電車はどこを走る?」と考えることで、遊びの幅が広がり、想像力が鍛えられますよ。
このように、プラレールの拡張性の高さは、子どもが自由に発想を広げ、想像力を育むのに最適ですよ。
プラレール頭がよくなる遊び7選
この章では、最初の章で紹介した知育効果を高める「頭がよくなる遊び」をご紹介していきます!
合わせてその効果と遊ぶ際のポイントもお伝えしていきます。
プラレールで色遊びをしよう
プラレールの車両に使われている色は、基本的な色(赤、青、黄、緑、黒、白など)を中心に、10色以上が使用されています。
幼児期にたくさんの色に触れて色彩感覚を高めることで、脳を刺激して活性化させることができ、頭をよくする効果が期待できますよ。
ただ色を答えてもらうより、カラーカードを使ったり、ポイント制にしたりすることで盛り上がりますよ。
プラレールのコース設計で創造力アップ
パーツの中には立体的にコースを作ることができるものがあるので、遊びながら効率よく空間認識力を高めることができます。
空間認識力は将来、数学のグラフや図形を読みとくときに必要なスキルです。
さらに考えながらコースを作る遊びは、創造力の向上につながります。
創造力が向上すると、新しいアイデアを生み出したり、問題を解決することが得意になるので、結果的に頭がよくなると言えますよ。
わが家では、成長とともに高度なコース作りに挑む姿が見られ、成長を感じられました!
複線レールや立体橋脚などを使うと、かなり複雑なコースを作ることができるので、創造力を鍛えるにはとてもおすすめですよ。
親子でプラレールクイズを出し合おう
クイズの答えを考えることで、認知機能を高めることができます。
認知機能とは、記憶力、判断力、問題解決能力などの脳の知的機能の総称をいいますよ。
認知機能が高まることで、例えば将来学習をするときに、学んだことをしっかり吸収して正確に覚えることができるようになります。
図鑑や本を使って一緒に答え合わせをすることで、知識も頭に定着しやすいですし、子どもも喜んでくれますよ。
プラレールの車両を使った「数の遊び」
幼児期に数の概念(順序数や集合数など)を理解することは、その後の算数や数学の学習の基礎になります。
早い段階で数に慣れておくことで、将来的に算数や数学が得意になりますよ。
例えば、電車が3両あった場合、その車両の数と同じ数が書かれたカードを選んでもらうことで、数字の「3」という文字と「全部で3個ある」という集合数の概念を理解することができますよ。
プラレールの駅づくりでコミュ力を鍛える
友達や親子で協力して遊ぶことで、コミュニケーション力が育ちますよ。
コミュニケーション力が高くなると、人の話をよく聞いて自分の意見をスムーズに伝えられるようになります。
そのため積極的に意見や質問をできるようになり、効率的に知識を吸収できるようになりますよ。
親子で遊ぶ場合は、「どうしたらもっと面白いコースになるかな?」など、積極的に質問したり、意見を引き出したりしてみてください。
ごっこ遊びで役割体験
ごっこ遊びでは役割を通して、他の人の状況や気持ちを考えたりすることで想像力が育まれます。
想像力が養われると、例えば他の人の考えを理解できる、物事の予測ができ問題を回避できるといった力が身につきます。
切符などのアイテムを加えると、リアリティが出てとても喜んでくれます。
夢中になって遊んでくれるので、楽しながら想像力を育てるのにぴったりですよ。
プラレールで時間感覚をつかもう
プラレールと時計を使うことで、時間感覚を身に付けることもできます。
時間感覚が身につくと、計画を立てて効率よく行動できるようになります。そのため、学びや問題解決がスムーズになり、頭が良くなるといえますよ。
ぜひ一緒に時計やストップウォッチ(ケータイのストップウォッチでもOK)を使って、視覚的に時間を教えてあげましょう。
「時計」について学ぶのは小学生からですが、小さいうちから時間について学んでおくことで、「時間」についての理解が早まりますよ。
プラレールのデメリット・遊ぶ際の注意点
プラレールは安全なおもちゃですが、デメリットや注意点もあります。
遊ぶときは以下の事柄に気をつけて、事故やケガに繋がらないようにしましょう。
収納が大変
プラレールは車両やレールなどのパーツの種類がとにかく豊富です。
そのため車両やレールをどんどん集めていると結構な数になり、収納スペースも必要になってきます。
またひとつのレールの長さが長いものもあるため、収納ボックスが少し大きくないと入らないこともあります。
数が少ないうちは、車両とレールをひとつの箱に入れても良さそうですが、数が増えてくると別々の収納にした方が取り出しやすいのでおすすめです。
電池の扱いに注意!
大体のプラレールの車両は電池交換の際、ドライバーを使って開けるタイプのもが多いですが、中には割と簡単に電池を取り出すことができるものもあるので、注意が必要です。
まだ子供が小さいうちは電池を舐めたり、口に入れてしまったりすることのないよう、目の届くところで遊ばせる方がいいですね。
周囲の安全を確認しよう!
床に広げたコースや車両が原因で、つまずいて転倒するリスクがあります。
遊ぶスペースを整理し、周りに障害物がないかを確認してから遊び始めると安心ですよ。
遊んだあとも、コースにつまづいて転んだりしないよう、お片付けの習慣をつけた方がいいですね。
まとめ
今回はプラレールを使った知育効果を高める遊び方7選とそのメリットやデメリットについてまとめました。
わが家でも長男は現在7歳ですが、1歳ごろからプラレールで遊んでおり、現在は3歳の弟と一緒にコースを作って2人で楽しそうに遊んでいます。
長期間遊べて知育にもなるプラレールを、ぜひ日々の遊びのひとつとして取り入れてみませんか?